Stage03-08

「あらー。流石初めての実戦なだけあるわ」 「ずいぶん派手にやったわねー。何で生きてんの?」 「お前ら……」  噛み砕かれ、殴り飛ばされ、装甲板が擦り切れたようにボロボロで悲惨な状態になった自分の搭乗したSaviorを目の前にして、翔は自分の力不足をしみじみと感じていた。  自分の手足同然に操縦することができるSaviorとい…

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Stage03-07

「ああもう! あんまり揺らさないで!」 「煩いな、こんな足場の悪いところで揺らすなってほうが無理だろう!」  ギャーギャーと、Saviorの中では珍しい複座の機体に搭乗した2人、創とシャルロットが騒ぎ立てる。  かれこれ10分、いや、20分は続いているだろうか。時間間隔すらおぼろげになるほど、隙間なく騒いでいた。  機体の中…

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Stage04 Nuclear but,Noclear

†Stage04 Nuclear but,Noclear† ▼今回予告  祖国の英雄。  軍の命令を無視し、地獄と化した大地で殿を勤めた彼らがそう言われる理由は2つ。人を守ったからだけではない。  ユーラシア大陸を文字通り死の大地と化すだけの核を、逃げる時間を稼ぐためなどに使わせなかった。  それが彼ら最大の功績であり…

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Stage03-06

 快晴。湿度16%。北北西からの微風が毎時およそ8マイル。  スモークの煙が風に流されて薄くかかる以外、何の支障もない。これならばシミュレータで自動設定される状況下でやるのと大差はないというものだ。  狙撃砲に装備された高解消度のカメラが捉えた映像越し、小指の爪ほどに小さく揺れる対象に無言で問いかける。  アナタは次の瞬間、ど…

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Stage03-05

 江西省地下要塞。  そこはユーラシア大陸本土からの撤退を決めた、国連軍上層部の意向を無視し、敵の懐へ立て篭もって戦い続けるという修羅の道を選んだ者の築き上げた、現代に生まれし城のひとつだ。  概観は対光線を想定してか、地上部分はなだらかな丘であり、その下に埋もれている鋭い牙の存在などまるで露見させないような印象を与える。  これ…

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秘宝館・雅戌様からの御依頼品

/*/  灰色の空。荒廃した土地には、夢を見た人間たちの陽気な音楽か、夢を見ていた人間たちの沈痛な静寂が流れているものだ。  この国の場合は、それが後者だったらしい。何人もの人間たちが、ポリタンクいっぱいに注がれた清涼な水を両手に持ち、自分たちの住まうテントへの帰路についている。  その表情には、総じて笑顔はない。険しく、皺の…

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Stage03-04

 耳を劈く飛翔音。  白い軌跡を描いた先で、爆炎が空を汚す。 「ヒャッホゥ! 今の見てやがったか? あのデカブツ、頭から煙吐いて落ちて行きやがった!」  その爆炎を丁度真正面から臨みながら、スコットが歓喜の声を上げて機体をロールさせる。  しかし、他の2人は冷静だった。 「まだです」 「やっこさんがミサイル一発で…

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Stage03-03

「始まったみたいだな」  定期的な連絡を受けていた通信機の向こう、慌しくなった空気を感じ取りながら東堂が呟く。  航海用のフロートを外す作業に追われているヤマツカミを先に発っていた彼らは、度重なる爆撃によって山が崩れて出来た網目状の渓谷を進んでいる。  まるで迷路の中にいるようにさえ思えるが、彼らの進行は止まらない。流れる水の…

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秘宝館・雅戌様からの御依頼品

/*/  ししおどしの音が響……かない。響いても困る。  地上40階という、まさに天上の世界とでもいうべき高さで老若男女が、気が聞かない世界だとか愚痴り始めた。  彼らの視線の先は全て共通している。目と鼻と先にある喫茶店に座る、1組の男女だ。片方は隣人というよりは、比較的年齢層の高いこのビルの内では娘というに近い少女。男のほう…

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Stage03-Result

使用したゲームデータ http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/209.html http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/210.html http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/211.html ▼結果 ○偵察組 …

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Stage03-02

「あら、お姉さんの見送り? 三咲君も意外と律儀ねぇ」  格納庫から出てきた翔に、玲が笑いながら声をかけた。  最近入ってきた新人であるにも関わらず、年齢も近いこともあってエンハンスドの多くとは割りとすんなり打ち解けることが出来ている。翔自身の性格もあるのだろうが、あまり喋るほうでもない創でも大して変わらないのだから、やはり年齢の…

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Stage03-01

 江西省。  現在、ユーラシア大陸に対する人類の拠点のひとつである、台湾から西に行った先にある、中国の領土だった土地だ。  長江の南岸であり、巨大な湖の広がる省北部と、南嶺山脈を初めとした山岳部の多い省南部。そしてその二極端な地形を北から南へ貫くように流れる河川と、地形パーツと起伏に非常に富んだ土地であったそこは、見るも無残な姿を晒…

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秘宝館・久藤睦月様からの御依頼品

/*/  静かな空。  久藤百佳が初めに受けた印象はそれだ。いや、空なんて全部そんなものかもしれないが、キャノピー越しにごまんという空と、そこを流れていく千切れ雲を見つめてきた。故に、些細な変化であっても、彼女は感覚的にその違いを読み取ることが出来た。  その空の下には、生活の証ともいえる明かりが灯る、共和国の家々がぽつぽつと…

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挑発の応酬

影法師:こんばんは、失礼します 影法師:生活ゲームを遊ばせて頂きに参りました。お時間よろしかったでしょうか 芝村:記事どうぞ 影法師:ありがとうございます 影法師:記事はこちらです  http://cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=4551&reno=4274&oya=4274&mode=…

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