Stage03-04

 耳を劈く飛翔音。  白い軌跡を描いた先で、爆炎が空を汚す。 「ヒャッホゥ! 今の見てやがったか? あのデカブツ、頭から煙吐いて落ちて行きやがった!」  その爆炎を丁度真正面から臨みながら、スコットが歓喜の声を上げて機体をロールさせる。  しかし、他の2人は冷静だった。 「まだです」 「やっこさんがミサイル一発で…

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Stage03-03

「始まったみたいだな」  定期的な連絡を受けていた通信機の向こう、慌しくなった空気を感じ取りながら東堂が呟く。  航海用のフロートを外す作業に追われているヤマツカミを先に発っていた彼らは、度重なる爆撃によって山が崩れて出来た網目状の渓谷を進んでいる。  まるで迷路の中にいるようにさえ思えるが、彼らの進行は止まらない。流れる水の…

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秘宝館・雅戌様からの御依頼品

/*/  ししおどしの音が響……かない。響いても困る。  地上40階という、まさに天上の世界とでもいうべき高さで老若男女が、気が聞かない世界だとか愚痴り始めた。  彼らの視線の先は全て共通している。目と鼻と先にある喫茶店に座る、1組の男女だ。片方は隣人というよりは、比較的年齢層の高いこのビルの内では娘というに近い少女。男のほう…

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Stage03-Result

使用したゲームデータ http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/209.html http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/210.html http://www31.atwiki.jp/flere210/pages/211.html ▼結果 ○偵察組 …

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Stage03-02

「あら、お姉さんの見送り? 三咲君も意外と律儀ねぇ」  格納庫から出てきた翔に、玲が笑いながら声をかけた。  最近入ってきた新人であるにも関わらず、年齢も近いこともあってエンハンスドの多くとは割りとすんなり打ち解けることが出来ている。翔自身の性格もあるのだろうが、あまり喋るほうでもない創でも大して変わらないのだから、やはり年齢の…

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Stage03-01

 江西省。  現在、ユーラシア大陸に対する人類の拠点のひとつである、台湾から西に行った先にある、中国の領土だった土地だ。  長江の南岸であり、巨大な湖の広がる省北部と、南嶺山脈を初めとした山岳部の多い省南部。そしてその二極端な地形を北から南へ貫くように流れる河川と、地形パーツと起伏に非常に富んだ土地であったそこは、見るも無残な姿を晒…

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秘宝館・久藤睦月様からの御依頼品

/*/  静かな空。  久藤百佳が初めに受けた印象はそれだ。いや、空なんて全部そんなものかもしれないが、キャノピー越しにごまんという空と、そこを流れていく千切れ雲を見つめてきた。故に、些細な変化であっても、彼女は感覚的にその違いを読み取ることが出来た。  その空の下には、生活の証ともいえる明かりが灯る、共和国の家々がぽつぽつと…

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